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現れたのは一人。
その後ろからゆっくりと姿を現したのは―――――、
「…久しく見る顔だな。」
「ッ… クロ…ツキ…!?」
そこに居るはずのない人物に、今までに見たこともないような動揺を見せるカミコ。
大丈夫か、とシカマルは声をかけるも、その身体はやはり震えていて。
「なんだ、クロツキさん知り合いっすか?」
「…あれが例のターゲットだ。」
「あぁ。あれが双子の妹さんか。あの眼を持っているという。」
!!!??
双子の妹!?
鬼鮫という男の言葉にシカマルはカミコの方を向く。
「…里は全員遺体になっていた。無事…だったの?」
「ふむ…無事、というか俺が死ぬはずはないんだよカミコ。」
右手にパチパチと術を発動しているクロツキ。
そのままカミコへと突っ込む。
「くッ…雷切!!!」
寸前でカカシが雷切にて相殺をすれば、クロツキは薄っすらと笑みを浮かべた。
「俺が、里を消し飛ばした張本人だからな。」