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商人を無事川の国まで送り届け、任務はひとまず終了となった。
するとイノがカミコの元へ向かった。
おいおい、なんか喧嘩とかめんどくせぇからやめてくれよ、と心の中で叫ぶシカマル。
「カミコ!」
「………。」
イノはにっこりしてカミコに抱き着いた。
「っ!!?」
「あんった凄いじゃない!!!めっちゃくちゃ強いし!!なんか連携に連携加えるし!!」
肩に来た痛みに一瞬だけ引きつらせるがいつも通りの表情に戻り、
カミコの背をバンバンと叩きながらぎゅっともう一度抱きしめたイノは身体を離す。
そしてチョウジもカミコの元へと近寄る。
「猪鹿蝶風月。とってもいい名前。僕達四人の、新しい連携技だね!」
「…褒められてるんだからちったー喜べよ。」
単純に混乱しているカミコは終始我関せずと言った顔をしていたが、それを嫌がるような素振りは見せなかった。