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そして商人と合流をし、川の国へ向けて出発をする。
道中不思議なぐらい盗賊と遭遇はせず、10班は余裕だな、という油断が産まれていた。
――――だが、カミコはそんなことはなかった。
「氷遁・万華氷!!!」
カミコが後ろを振り向き術を唱えれば、あれよあれよと隠れていた盗賊がばったばたと倒れる。
「(いい判断だ。)商人は俺に任せてろ。頼んだぞ四人共。」
さらにその後ろからわらわらと出てくる盗賊の人数は8人程。
突然の人数に怯えだす10班をみてカミコは口を開く。
「…いつも通りにやればいい。猪鹿蝶の敵ではない。私が後ろでサポートをする。」
そのカミコの言葉に、三人は深く頷き、戦闘態勢に入る。
「行くぜ猪鹿蝶!!!」