「カミコ、そろそろ一度昼休憩取ってこい。」


「…いいえ、結構です。」


「いやいやいや飯と休憩は大事な事だからとっとと行ってこい!」


「………わかりました。」







カミコはしぶしぶ作業の手を止め、失礼しますと部屋を出て屋上へと向かった。





「ったく……本当に素直というべきなのか何というべきなのか………。」





側近の仕事である内勤の作業をもの凄い集中力でこなしていたカミコ。
シカクも気づいていた。

恐らく自分の所為で俺の仕事が増えちまってるんだろう、そんなことを考えてるんだろうと。






「はぁぁぁ…中々縮まんねぇなー………。」






シカクはガシガシと自らの髪を掻いた。

 
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03:距離
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