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―03:距離―
早朝、シカクとカカシは火影室へと呼び出しをされていた。
「こんな早朝に呼び出してすまないのぅ。」
「悪い…知らせですか?」
「…カミコの兄の神楽クロツキが生きていた。」
「それのどこが悪い知らせで…?」
「それがな…虹を滅ぼした張本人じゃということがわかった。」
「「!!???」」
「そのクロツキが、我々が極秘で調べている暁のリーダーをやっていることが暗部の調査で分かった。」
「…つまり、カミコの夢幻眼…カミコを狙っていたのは……。」
「…兄の神楽クロツキという事だ。」
この事実は三代目の命により一部の信頼おける上忍にのみ伝えられた。
まだ心を閉ざしたままのカミコの耳に入ってしまえば、それこそ取り返しがつかなくなってしまう。