「お前に何かアドバイスや注意事項なんてものは存在はしないが……、とりあえず殺すな、瀕死程度で済ませておけ。」


「――わかりました。」






カミコは夢幻眼を使い、居場所を特定すれば二人はすぐに戦闘音を耳に捉える。





「俺が後ろでカバーしてやる!行け!!」


「――氷遁・万華氷!!」






氷の刃が小隊を襲っていた忍の急所から外れた箇所へ当たる。






「シカクさんッ …!それにカミコもっ!」


「増援……助かった………、」


「遅くなったな、怪我の具合いはどうだ?」


「一人だけ重症です、急いで病院へ運ばなければ…。」


「カミコ、聞いたな?急いで『―――氷遁・地鎖連氷。』








カミコは先程の攻撃を食らって倒れている方へ向けて印を結び、その忍達の足元からゆっくりと凍結し始めていた。






「こ…れはっ………。」


「…大丈夫です、死にやしません。チャクラを吸い取る術です。」




そういい、カミコは怪我をしている忍の方へ向かい、治癒術をかけ始めた。






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02:少女の強さ
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