「あ? どうしたサスケ。」



「……。」







サスケは無言でカミコへと手を差し出した。
その行動に、カミコ以外のそこに居た皆が目を丸くした。

あの!サスケが!!


一体何ごとだ、とカカシやシカクだって思っていた。







「………。」


「俺はお前が何者だと別に構わない。ただ、強い奴は嫌いじゃない。それだけだ。
うちはサスケだ。」


「! …うちは一族…、」





うちはといえばカミコの目の色が少し変わった。瞳術を使う一族として、うちはやカミコの神楽一族は皆知っていたからだ。


そして少し考えるが結局手を差し出すことはせず。

そんな態度のカミコを見ればサスケはふっと笑みを浮かべ、自分の家へと歩き出した。


さて一方、あっけに取られている一同。
この行動にはシカクも予想をしなかった行動で。


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01:閉ざされた心
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