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カミコの住む里は、一年中暖かい気候のそれなりに栄えている里であり、虹がとてもよく見える六か国の中の代表の里であった。






いつも雨上がりのようにすっきりした空気、常に見える虹の数々。名は虹隠れの里。
里を纏めるは夢影様。
ここでしか取れない薬草など色々存在した。

それはあらゆる治療の元となり、優れていたものだが、そこに一つの問題が存在した。

――その薬草が、ここ虹隠れでしか取れないという事だ。
これを求め、侵入者や争いた絶えない里だった。





そんな少し賑やかな虹隠れでは、有能な暗部が幼き頃から育成されていて、そのうちの一人がカミコだった。

そして様々な里が虹を狙う理由はもう一つ。
主に此方がメインといえようか。






―――カミコの一族に伝わる血継限界の中で唯一最強と謳われる「夢幻眼」だ。




体内のチャクラを活性化させ、そのチャクラは病薬の材料としても使える代物。
カミコは産まれながらその夢幻眼を両目に宿す逸材。


故に、カミコが命を狙われるというのは日常茶飯事。




それの所為か、生まれてすぐカミコは親元から離され、英才教育というものをかたっぱしから受けさせられた。
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序章
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