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「カミコは不器用な奴だけど、悪い奴じゃないんだ。」
「…それは一緒に任務してみてわかったけどよ。」
だが、カミコの態度は相変わらずでコミュニケーションをとろうとはしなかった。
シカマル自身も間近でカミコの実力を目の当たりにしたら、認めざるを得ない。
実力は上忍レベルだ、という事を。
――――その時。
「「「伏せろ!!!」」」
「―――氷遁・万華氷!!!」
カカシやシカク、アスマの声の後、それに反応できたのはサスケのみで。
気配に反応できたのはカカシ・シカクとアスマの他にカミコ。
伏せられないかもしれないと判断したカミコが飛んできた術を術で跳ね返すと同時に、その忍事攻撃をした。
先程の戦闘でも見せたこの術は、攻守一手にできるらしい。
「これは…血継限界か。」
「風と水で氷か…すげぇな。」
「よくやったカミコ。」
まだ潜んでいた忍の処理を綽々と行った上忍とカミコに、7班と10班は口をあけてあんぐりとしていた。
一方、サスケだけはカミコを相変わらず見ているだけだ。