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戦闘区域を極力避けながら目的地へと向かう一同の前で、道は二手に分かれてしまった。
本来であれば二手にうまく分かれればいいだけだが。
「シカクさん……。」
「あぁ。ちょっと厄介だなこれは。」
「…。右にはさほどの人数はいませんが、左に忍が集中してます。」
カミコは惜しみなく夢幻眼を使う。
その眼になんだそれと見る下忍の中で、一人だけ食い入るようにカミコを見つめていたサスケ。
「(どうするか。普通に分かれるんであれば俺達15班が左に行くべきだが……。)」
「(片方の道に集中していくか?いや、それは無理か)」
シカク、カカシとアスマがどうするかと悩んでいた時だった。
「私が右に行きます。」