「あのこ…そんなに強いんですか?だって私達と歳も変わらないし、同じ下忍だし……。」
「んーなんて言えばいいのかな。彼女は忍のセンスがずば抜けているんだよ。そうだなぁ…カカシと同じぐらい、って言えばいいたとえかな?」
イノは納得いかないような顔をしているが、チョウジはほえーっと少し興味のあるような顔をしている。
そしてシカマルにこそっと声をかける。
「ねぇねぇ。シカクおじさんがここまで言うって、カミコって本当に凄い忍なのかな。」
「……さぁ。俺にもわからねぇよ。でもこの前親父と組手してたろ。あれを見る限りじゃ相当強ぇんじゃねぇの?」
親父と組手をしていたのを見てたこと思い出せば、チョウジは凄いーだの、一度みてみたいー、だのと目をきらきらさせていた。
イノはどうやら面白くないのか終始むくれた顔をしていたけども。
――火影室――
「やはりそうか……。」
「実力、センスは共に全く問題もなく、中忍、上忍に混ざってのAやSもこなせると思います。……が、コミュニケーションがどうも…、」
「あいつの心を開いてやらんことには、その問題だけは解決しないだろうな…。…よし、次の任務は合同任務を組ませようか。
シカク、フォローしてやれよ。」
「わかりました。」