洗面所で頭から水を被る。


何故私だけ生きていなきゃいけないのだろうか。
どうして私は、木ノ葉に来てまで忍をやらなきゃいけないのだろうか。




今日も額当てを腕に付け、4度目の任務に向かうべく奈良家へと足を運ぶ。














一方奈良家。
同じく任務があるシカマルは、父親のシカクと朝食を食べていた。






「おいシカマル…確り任務こなせよ。」



「親父だって今日任務だろ?…普段里内での仕事なんだから張り切りすぎんなよ。」







親子言うことなすこと大体が同じ。
ヨシノはそんな様子をみてクスクスと笑みを浮かべていた。

そして外の気配に最初に気付いたのはシカクだった。








「!…母ちゃんごっそーさん!んじゃ行ってくるぜ。」



「あ!まてよ親父!俺も出る!!」








バタバタとシカクの後ろから走り、玄関の扉を開けば―――、
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01:閉ざされた心
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