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シカマルは任務も終わり家へ。
15班の任務へと戻るカミコは、またもの凄い量の資料を片っ端から片付け始める。
「おーいカミコ。なにもそんな急いで全部片さなくていいぞー?」
「いえ。増援に出ていた分遅れが出ましたし。今日の分は今日中に終わらせます。」
「お、おう………。」
こういうところは本当に12歳にして真面目だと思う反面、子供っぽい所が見当たらないのもまた事実。
育った環境故に仕方のない事だが、シカクはどうしたものかとまた悩み事を増やす。
そして三代目・シカクの両名が上役会議に出ている間、火影室を任されていたのはカミコ。
時刻は既に亥の刻を終えようとしている時間だった。
シカク・三代目の両名が、すっかり綺麗になった火影室へと戻る。
「すまなかったのぅカミコ、遅くなってしまった。」
「…こらまた、随分見違えるような部屋になっちまったなぁ………。」
「お疲れ様です。私のできうる限りで片付けはさせていただきました。」
「おかげさんでこれ以上の残業はしなくてなさそうだな。」
シカクとカミコは無事に任務を終え、火影邸を出る。