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「あぁ…彼女が例の………。」
アスマがそういえば、シカクはカミコの頭を軽くぽふっと撫でる。
「彼女は一週間前から木ノ葉の里に越してきた神楽カミコ、歳はシカマル達と同い年だ。お前達と同じ下忍だが、実力はお前達の100倍はあるぞ。」
「………。」
カミコは誰の目を見ることもなく、ただ下を向いたまま。
「っていうかなんで親父がここにいんだよ。火影側近の仕事はどうしたんだ?」
「あぁ、俺はこいつの担当上忍になった、ツーマンセル専属の第15班だ。」
『第15班!?』
みながざわつく中、カミコはシカクの方へと向き顔を漸くあげる。
「本日はこれで失礼します。明日からの任務、宜しくお願いいたします。」
そう告げればカミコは返事を聞くまでもなく、皆と目を合わせるまでもなく、その場からシュンっと瞬時の術で消えていった。