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「いやぁすまんかったなぁ。ホントあのタイミングでの増援助かったよカミコ。」
「いえ。お加減如何でしょうか。」
「おう、大袈裟なんだよなぁ。ただチャクラを大量に使っちまったのもあって、暫く動くなとさ。見た目はこの通り元気なんだけどな。」
「いい休暇だと思って休んでくださいよ。」
「それよかお前、土遁・土流壁なんていつの間に使えるようになったんだよ。吃驚したぞ。」
「あー………。カミコに、ずっと教えてもらってたんだ。」
「カミコに…?」
アスマは驚いた表情でカミコの方を見つめるが、カミコはいつもの調子だ。
「……別に、私はアドバイスをしただけです。それをモノにして使えたのは彼の努力なんじゃないでしょうか。」
「カミコ……。」
「まぁカミコにとっちゃ、他の下忍は比べ物にならないぐらい弱ぇかもしれねぇけどさ、宜しくみてやってくれよ。
お前の強さは、皆の手本でありいい刺激になる。」
「………。」
カミコは何ともいえない表情を浮かべるが、アスマはがっはっはっはと声を上げて笑っていた。