「いやぁすまんかったなぁ。ホントあのタイミングでの増援助かったよカミコ。」


「いえ。お加減如何でしょうか。」


「おう、大袈裟なんだよなぁ。ただチャクラを大量に使っちまったのもあって、暫く動くなとさ。見た目はこの通り元気なんだけどな。」


「いい休暇だと思って休んでくださいよ。」


「それよかお前、土遁・土流壁なんていつの間に使えるようになったんだよ。吃驚したぞ。」


「あー………。カミコに、ずっと教えてもらってたんだ。」


「カミコに…?」





アスマは驚いた表情でカミコの方を見つめるが、カミコはいつもの調子だ。







「……別に、私はアドバイスをしただけです。それをモノにして使えたのは彼の努力なんじゃないでしょうか。」


「カミコ……。」


「まぁカミコにとっちゃ、他の下忍は比べ物にならないぐらい弱ぇかもしれねぇけどさ、宜しくみてやってくれよ。
お前の強さは、皆の手本でありいい刺激になる。」


「………。」





カミコは何ともいえない表情を浮かべるが、アスマはがっはっはっはと声を上げて笑っていた。

 
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07:些細な変化
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