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「実力は、暗部の方で重々わかってました。努力型の天才だということも頷けます。でも……あんな瞳は、正直まだ子供であるカミコにはさせたくないですね。」
「あぁ………あいつの瞳か。」
「はい。……暗部上がりだから仕方ないんですが、躊躇なく人を殺せる瞳です。」
まだ12歳の子供。
同じ年の子を持つシカクは前々から思っていた。
「俺も任務に就くときは極力瀕死程度にしろと言ってはいる。言った事は絶対に守るやつだからな。」
「暗殺戦術特殊部隊。その任務がどういうものは俺は身をもって知ってます。特に虹隠れに関してはそれがずば抜けた特殊部隊です。
ですが、カミコが所属した年齢を聞けば6歳と聞きました。」
「「6歳!!?」」
「はい。あの暗部の仕事の時にそう聞きました。人生の半分をあの組織で過ごしたんです。……そう考えるだけで胸が痛いですね。」