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「……私の話、聞いてた?」
「あ?お前は暗部出身でつえーってことだろ?」
「…………私と居るとロクな目に合わないのよ。だから構わないで。」
「は?なんでそうなるんだよ。
あのなぁ夢幻眼が狙われるとか、暗部出身だとか、そんなの俺にとっちゃどーでもいいわけ!!
お前は木ノ葉の仲間で、俺の同期で、俺の親父の相棒。
それになんの代わりもねぇじゃんか。」
「……………。」
「お前が危ない目に遭うなら助けるし、俺達が危ない目に遭うなら助けてもらうし。
だから………壁を作ろうとすんじゃねぇよ。」
シカマルはそういい、それでも渋るような顔をするカミコを見れば自分のしていたネックレスを外し、カミコに近寄ってそのネックレスを首にかける。
「なにすっ………、」
「お守りだ。いらねぇっつーんなら捨ててもいいけど。――あ!!俺の前で捨てるのだけは止めとけよ!?流石の俺でも傷付くから!!!!」
それだけは勘弁!なんて慌てた顔をして手をブンブンと振るジェスチャーをするシカマルを見て。