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ところ変わり修練場。
カミコは修行をというシカマルに、最初こそいやな顔をするも、シカクに頼まれていたことを思い出せば、はぁっと小さく息を吐いた後この場へやってきたのだ。
「あれから土遁の事色々調べたんだけどよ……どうもこう、うまくイメージが出来ないんだ。」
「…貴方、影縛りの術を使えるでしょ?チャクラを練る容量は同じ。」
「いやわかってんだけどよ……。術自体が複雑、っつーかなんつーか。うまくいえねぇんだけどよ……。」
「……。」
カミコは仕方ないなぁとあきれた表情を浮かべながらも、シカマルの目の前でチャクラを練り。
「―――土遁・土流壁!」
ドドドっと目の前に出来る大きな土の壁。
「前にもいったかもしれないけど、土遁は遁術の中でも高難易度の術が多い。
最初はうまくできなくたって当たり前。
まだ覚えてそう時間がたっていないんだから、焦る必要なんて何もない。」
「……わかってる、んだけどよ。」
焦るに決まっている。
同じ下忍なのに、自分とカミコとじゃレベルが違いすぎる。