一方奈良家では朝起きたらカミコがいなくなってた!とのシカマルの報告で、シカクがまさに捜しに出ようとしていたところだ。




そこへガラっと扉が開けば……。





「っカミコ!!」



シカクの叫び声に、ヨシノとシカマルも玄関へと走ってくる。






「いやぁあすみません…。朝散歩してたら、カミコが早く目が覚めて散歩してたっていうんでついつい朝の修行に付き合ってもらったんですよ。そしたらこんな時間になってしまいましたァ。」


「なんだよっ!!驚かせないでくださいよカカシ先生!!」


「いやぁすまんすまんっ。カミコもありがとうな?」


「……いえ。」





そういえばカミコはすたすたと家に上がり二階へと上がっていってしまう。

ヨシノも朝ごはんを作りに戻り、シカマルも安心したのか顔を洗いに離れる。






「シカクさん。カミコまだだいぶ肩も脇腹も痛い筈です。」


「………だよなァ。」


「修行に付き合いながら見てましたが、本人は隠すのがすごくうまいですね、気にしてみない限り絶対に気付けないです。ですが右側に重心が乗っていませんでした。肩と脇腹を庇いながらやってます。
それを勿論カミコは言うつもりもないでしょうし、通常通り任務はこなすと思いますが。」


「ったく……。見えない傷をこれ以上増やしたかねぇんだけどな。―――でも有難うなカカシ。」


「いえ。元々木ノ葉に連れてきたのは俺ですし、これでも心配してるんですよ。」



 
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06:少女の気持ち
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