時は15年後から13年遡る木ノ葉の里。
六代目カカシの側近には側近代理である奈良シカマルが就任していた。
忍界は大きな戦争もなく平和な時を過ごしていた。
さてカミコはというと……。
「シカマル!ちょっとシカダイ掴まえてー!」
「うおっ!?なんで朝から此奴こんなに元気なんだよっ」
「知らないわよ!はい、シカダイよこしてー。こっちミルクあげるからシカナにご飯あげて。」
奈良家の長女であるシカナは2歳。
そして第二子であるシカダイを出産して半年。
シカナの時同様、そろそろ産休もおわり任務へ戻る時期。
「お前、来週あたりから復帰の申請だしたって?」
「うん。いつまでも休んでられないでしょ。シカマルにもだいぶ負担かけちゃうし。でもまぁヨシノさんには申し訳ないかな……。シカナもシカダイも見てもらうことになっちゃうし。」
「逆に喜んでたけどな。孫を独り占めできるって親父に喧嘩売ってたし。」
「あははっ。あ!もうこんな時間!シカマル時間!!」
「うおっやべ今日朝一会議だ…!んじゃ行ってくるな。今日も此奴らの事宜しくなカミコ」
ちゅ、と朝からのキスは奈良家の恒例。
シカダイを抱っこ紐でおぶり、シカナを右腕で抱えて、三人でシカマルを見送る。
シカマルはものすごく幸せにあふれかえっていた。
このまま何事もなく歳を重ねて、忍者を引退した後はカミコと忍界中の旅をしたいなんてそんなことまで考えていたぐらい頭は幸せだった。
朝シカマルが火影邸へ出勤すると、そこには六代目、そしてシカクに綱手、シズネとそうそうたるメンバーが険しい顔をしていて。
「おはようございます。どうしたんすか朝から勢ぞろいで。」
「あ、シカマルおはよう。ちょっとヤバそうな事になってね。」
「やばそう?」
カカシは一枚のミッショをシカマルへと差し出す。
そこにかかれていたことに頭幸せだったシカマルの表情が一気に籠った。
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