みなが慌ただしく火影邸を出て阿吽の門へと走る。
入口が見えてきたころに一人の人影を見つけて。
『カミコ!!!!』
そこには、捉えられていた筈のカミコが無傷で歩いていた。
「みんな……。」
「怪我はねぇのか!?」
シカクとシカマルはカミコの身体を隅々まで見ながら確認をして。
「あれ、伝言伝えてくれたの?サスケとナルトってば。私、必ず戻るって伝えてって言ったでしょ?」
「いや聞いたけど……無事でよかった …………。」
はぁぁぁぁぁっと深い息を吐きながらシカマルはカミコを抱きしめる。
シカクもぐしゃっとカミコの頭を撫ぜて。
「…心配かけて、ごめんなさい。」
昔よりも断然素直になったカミコ。
こんなにも心配をさせてしまった、とまた一層、心の中のもやもやが大きくなってしまったのも、また事実なのであった。
→
←
Back to Top
42/42
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -