『攫われただぁ!!!????』
火影室で大声を上げるのは奈良家の二人。
面目ない、と頭を下げるナルトとサスケ。
シカマルはグっとサスケの胸倉をつかむ。
「おいシカマル!!」
「そんで易々と撤退してきたのか!!!アンタの代わりに人質になったカミコを!!!!」
「やめろってばよシカマル!!…サスケだけの所為じゃねぇ。俺もその場にいたのに、すまねぇ。
でも、むやみに追いかけるのは得策じゃないと思って一度帰還したんだ。」
「だからってッ………。」
「落ち着けシカマル。カミコの事だ、何か考えがあるんだろう。…あいつだって馬鹿じゃねぇ。俺の娘だ。」
「カミコが、必ず戻る。そう伝えてくれって言ってたってばよ。」
「「必ず戻る?」」
シカクとシカマルは考える。
カミコが考えもなしに人質に取られたりはしない。
必ず戻るという根拠のある言葉。
「………親父、あいつまさか。」
「多分、それだ。」
「心当たりがあるんですか!?」
カカシもナルトもサスケも奈良家の方へと向いて。
「「―――――飛雷神の術だ。」」
←
→
Back to Top
42/41
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -