「―――!六代目!!」
朝方、徹夜で火影室にいる六代目・そしてカミコの元へ木ノ葉最速の鷹が窓を叩く。
カミコは足についている文を取り、目を通せばカカシへとその文を流す。
一際きわどい表情をした後、カカシの前に立つカミコ。
「ま、さか………。これは急を要するな。」
「私が行きます、一人で充分です。……ここからですと往復一週間ってとこでしょうか。」
「いや、シカクさんが来るまで『それでは持ちません!……大丈夫です、私が強いって六代目も知ってますよね?大筒木一族の件は充分に気を付けます。』
カカシは少し考えた後、承諾をする。
カミコはこくん、と首を縦に振った後、シュタっとその場から消えていった。
それから数時間。
いつもの時間に火影室に入るのは奈良親子。
「はよーっす。」
「おはよう。……何かあったのか、カカシ。」
「あ、おはようございます二人とも。いや、ちょっと資料整理をね……。」
「資料整理はカミコの仕事ですよね?…あいつは?」
「あー…カミコは極秘任務に出てます。戻りは一週間ほどかと。」
え?!、という表情を見せる奈良親子。
極秘、とつくだけあり勿論内容は伝えられないのも分かってはいたが、その任務期間にS,ないしはSSランクだという事だけはわかる。
今のこんな状況だというのにどうして一人で行かせたと怒り狂うシカマルにシカク。
だが緊急を要することだとカカシは何とか二人に説明をした。
←
→
Back to Top
42/36
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -