「なっんすかこれ…!」
「すでに各地で被害が多発している。実際被害がデカかった岩隠れからの密書だ。……シカマル、無理を承知で聞くんだけど、来週から復帰予定だったカミコ、もう今からでも出てきて欲しい。」
「!!?」
「シカナとシカダイの方は母ちゃんに任せられる。…俺も本当は無理はさせたくない。が、この状況、あいつが此処にいないと多分ヤバイ。」
「っ……わかりました。」
「母ちゃんには電話しておくから、お前カミコに電話して二人預けてこいって言え。」
シカマルは下唇をかみしめながら火影室を一度出て隣の部屋へ。
「…っくしょ 、」
本当は一年ぐらい身体を休めて欲しい。
シカナの時も半年休んですぐに現場に戻って育児もして側近もしてずっと忙しい続き出来て、
そしてシカダイを身籠って臨月まで働いて。
「はい奈良です。」
「俺だ、わりぃな。」
「シカマル?なにどうしたの?忘れ物?あ!!シカナそこのぼらないの!!」
「…緊急の招集だ。二人実家に預けて今からこれるか?母ちゃんの方には親父が伝えてある。」
「! …わかった。すぐに準備していくって伝えて。」
「…すまない。本当はもっとお前を休ませてやりてぇんだけど。」
「なにいってんの。私だって母親であるけど忍でもあるんだから。んじゃあとでね」
ツーツー、と早々に電話は切れる。
シカマルははぁ…と自分の不甲斐なさを痛感するも、すぐに火影室へ戻る。
そして30分後、火影室の扉が開いた。
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