六代目が仮眠室へ行き、火影室には火影椅子に座り作業をするシカマルと、資料整理をするカミコの二人きりになる。
「シカマル、そこに資料取って。」
「…………。」
「シカマル聞いてる?」
「……………。」
「シカマルってば!」
「えっ!? ぁ …わりぃ。」
ハっと我に戻るシカマルは手元の資料をカミコの方へと差し出す。
「もう…心配性なのはシカマルも昔から変わってない。」
「あのなぁ……お前には前科があんだろ。」
シカマルは思い出していた、数年前に起きた件を。
「カミコ!!!!」
「おいカミコ!遅くなってすまない!さっきのは敵か―――――… ッ!?」
「どうしたシカマル ――――な、んだ、これ ……、」
「おいカミコ!!!返事しろカミコ!!!!」
「一体此処で何があったんだっ!!カミコ!!!」
「―――…も。
なに、も…… なか、 った。」
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