カミコはものすごい勢いで仕事を片付けていき、火影室の机に山積みだった資料が瞬く間になくなっていった。
「…さすがっていうか、なんていうか………。」
「まだまだ私も現役ですし、これぐらいは任せてください。」
「敵わないよ全く。」
そして時刻は丑の刻を迎えようとしていた。
火影室に残っているのはシカクとカカシにカミコ。
「すみません、そろそろ一度家に戻っていいでしょうか?」
「あーもうそんな時間か、いいよ。」
「ここは俺がやっておくから早くいってやれ。」
はい、とカミコは頷いていつもの笑みを浮かべて火影室を出る。
そしてそのまま家の方向へと走り、火影邸から見えなくなったのを確認してから瞬時の術で阿吽の門へ。
「あれどうしたこんな時間に。」
「お疲れ様ですコテツさん。医療班の方に薬草を頼まれたんです。少しばかり出てきますね。」
「暗いし気を付けろよ?」
「はい、行ってまいります。」
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