牛の刻になった時、シカマルとシカクは仮眠室で仮眠を取っていて、
火影室には今まさに寝落ちそうなカカシと、作業を続けているカミコの二人。
「あの、六代目。ちょっと家に行ってきてもいいです…?」
「あぁ、大丈夫。お前が帰ってくるまで気合で起きてるから。」
「すみません、すぐに戻りますので。」
カミコはぺこり、とお辞儀をした後奈良家の実家へと向かった。
家の電気がまだついていて、玄関の鍵を開けて中へ。
「カミコ?どうかしたんだい?」
「あ、ごめんなさいこんな時間に。様子を見に。あと、胸…張ってしまって。」
「あぁそうだよね。ちょうどシカダイミルクの時間だし、ナイスタイミングだよ。」
カミコは寝ているシカダイのベビーベッドへと近づくと、気配を察したのかシカダイは目を覚まし、カミコに向かいぁーぁー、と手を伸ばす。
ゆっくりと持ち上げてカミコは授乳を始めて。
「大丈夫かい?ちゃんとご飯食べてるの?少しやせたように見えるよ。」
「食べてますよ?食べないと流石に体力も持ちませんし。いつも預かっていただき本当に有難うございます、凄く感謝でいっぱいです。」
「何言ってんの!寧ろこれぐらい手伝わせなさいよ!それに、孫達と過ごせて私は幸せさ!」
にっこりと笑みヨシノを見れば、少しだけ困ったように笑うカミコ。
お母さんみたいな存在のヨシノはカミコとってとても重要な存在であって、
だからこそ申し訳なさが先行するのも仕方のない事だった。
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