空腹を満たす術


※R指定文章になります。短いです。ご注意ください


「んっ……ちょ、まっ……っトール、さ……っ」


いろんな意味で朦朧とした意識の中、必死にトールさんの存在を感じて思考がぶっ飛びそうになるのを抑える
ぶっ飛んだところでもともとそんなに思考力のない俺にそこまで害はなさそうだけど


「うあっ、んっ……っ」


欲に溺れたその瞳だけで、ダメだっていうのに


「ふっ……っ」

「……声、抑えるな」

「っ、あぁっ、やっめ……それ、だ、っ……」


怖くなるほどの快感に溺れながらトールさんからの愛にすがりついた


(もし、俺が、−−−−と同じ運命を辿ることになったら、この人も、どうしようもないほどの後悔に溺れてしまうんだろうか)

(そんな恐怖から、俺は逃れたい。この甘い甘い恐怖だけで充分なのに)





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