ちっとも読めない 「ねぇ〜あーちゃん。あーちゃんはいつになったらオレの愛のコクハクに答えてくれんのサ?」 「未来永劫ないな」 あぁ、まただ。俺の方を見向きもしない。でも、拒絶もしない 言葉でいくら言おうといつも俺の側にいる 「じゃあさ〜どうしていつもオレの近くにいてくれンの?」 「お前が近づいてきてるだけなんじゃないのか。そうじゃないなら勘違いだ」 「もうー、素直じゃないなァ〜。オレ、怒っちゃうよォ?」 「あぁ。どうぞ?」 眼鏡を外して、目頭を押さえながらどうでもいいといわんばかりの態度でそう告げる 「んじゃ、あーちゃんっ」 「あ?…………」 振り向きざまにキスをすれば、あーちゃんが目を見開いた なんだっけ、こういうの……冷慈ちんがなんか言ってたんだケドォ〜…… ザマァ……だっけ? 「な、おま、いきなりなんだよ……!」 「だってェ〜、あーちゃんのこと好きなんだもん〜いいデショ〜?ね?……ダメ?」 「っ〜!!知るかボケ!!」 そうやって照れ隠しに暴言を吐くのをツンデレというらしい ターたんもその部類らしいけど。 「あーちゃん」 「……。あーはいはい!!好きだよ!好き!これでいいか!?満足か!?」 「ちょっとー!なんでそんな乱雑なのサ!!」 (でも、その真っ赤な顔から精一杯の愛だけは伝わってくるから許してアゲル) ×
|