北風と彩詞



『おはよー!!双子の弟の、えっと、天津……なんとかくんだよね!』

「あ、おはよう。今日もいい天気だねぇ。あ、ちなみに俺は天津甕星だけどね」

『それ!それだ!』

「今日は観測会できるかな?夜まで晴れてくれてるといいなぁ、よかったら一緒に来る?ハデスさんもいるよ」

『!!是非!!!』


ビュオオオオオ


『うわっ!?』

「大丈夫?それじゃあ、行こっか。もう皆待ってるんじゃないかな」

『あ、うん』

「あ、ごめんね、セクハラとかじゃないんだけど、見えちゃった」

『こうもストレートに謝られるとふざけれない!』

「え?当たり前だよ?だって、ふざけさせないようにしてるんだから」

『やだっ、可愛い顔して恐いこと言ってる!これが俗に言う腹黒萌えなの!?』

「俺は、君のほうがずっと可愛いと思うな」

『もうやだ!この子どう対応したらいいんだろうね!』



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