novel | ナノ

※とても短いです。



嬉しい、だとか。





ひらひらひら。


赤がゆれるゆれる。


よく自分も動きながら的確な指示を出せるもんだ。


俺も司令塔として負けてるつもりは無ぇけどやっぱあいつはすごいや。


あっちにこっちに視線が動く。


ゴーグルしててもわかる。別にいつも見てれば分かるとかそんなんじゃねぇよ。


凡人でもそのくらいは分かるはず。…………………多分。


あっちにひらひら、そっちにひらひら。


あぁ、つまんねぇ。俺のほう見ていつもの嫌そうな顔しねぇかな。

眉間にシワ作って俺に小言言ってくんねぇかなぁ。


構ってほしい訳じゃねぇ。


ただ、いっつも偉そうにしてるあいつの不快そうな顔見たいだけだから。


……………………いっつも?


いやいやいや、常に見てる訳じゃねーしむしろ視界に入れたくねぇんだけど。


あーあ、なんなんだろ。もう。





あ、こっち見た。


小言じゃねぇのかよ。


あぁ?俺も混ざって仕切れだぁ?

偉そうに楽しそうな顔しやがって。


あーあ、つまんねぇー。







(....嬉しいとか、まじねぇよ。)








ツンデレ大好き(´∀`)
あいつっていうのは鬼道さんです。きっと←
無意識に鬼道さんのことを見てたのを自覚して、でも気にしてるのを認めたくない、みたいなのを書きたかった…!
鬼←不のようで実は鬼→←不だったりします。
あぁ、全然わからない(笑)