生存確認 | ナノ



鬼佐久と鬼不

・道を歩く

「佐久間」ぐいっ
「…わっ」
「すまない佐久間…車道に出ていて危ないからつい…」
「(きゅんっ)」


「…」ぐいっ
「!?いきなりなにすんだ!!」
「…フラフラ歩くんじゃない。見ていて危なっかしい」
「はあ?だからって急に引っ張るんじゃねえよ。つうか鬼道くんにそれ言われたくない」
「貴様!せっかくの人の行為に対して失礼だとは思わんのか!!」
「小さな親切大きなお世話!」
「なんだと!?だいたい貴様はいつもそうやってry」

ぎゃいぎゃい


・道を譲る

「佐久間、ほら」
「いやいや、鬼道が」
「…ふふ。佐久間が行ってくれないとらちがあかないんだが」
「っす、すまん鬼道!」
「謝らなくていい。俺にあまり遠慮しないでくれ。対等な立場でいたいんだ。以前の関係とは違うだろう?」
「鬼道…」



「何をしている」
「鬼道くんこそ」
「さっさと行け」
「は?お前が行けよ」
「譲ってやると言っているだろう」
「あ?なにその上から目線。」
「人の揚げ足を取るな。さっさと通れ」
「鬼道くんまじうっざい」
「貴様ァ…!」


ぎゃいぎゃい







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