守りたいと思った。
守らなくちゃと思った。
その小さい背中を、他でもないこのオレが。
「っ…は…」
触れた温もりに心底安心する。
いつぶりだろうか、こんな安心感。
自分を見て、そして受け入れてくれる、そんな暖かさを。
ゆっくりと目を開く。
その先に映った銀色にオレはすがるように顔を埋めて、気づいた。
…これはルーシィじゃないと。
「っ!」
「ナツ…?」
「あ…」
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テーマ「人外ファンタジー」
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