マジェの設定文がかっこいいと聞いて
2012/03/29 03:20


ブラダクってブラブレと別人設定ということさえ今日初めて知ったんだけどさ。
入試まえでパソ子断ちする直前になんだか闇堕ち闇堕ちとツイッターで騒いでたようだからてっきりそっちだと思ってた
別人だったら双子設定が堂々と使えるじゃまいか
そしてやっぱりブラダクは弟だと思う

ブラダクは遺伝子から何もかも全てが同じはずの兄貴に僅差で負けてしまったことが悔しかったと思う

「どうしてあいつだけが選ばれて、俺は選ばれなかったんだ!」

赤の他人だったらきっと闇堕ちにまでいかなかったよ

俺設定だけど、ブラブレって試験管ベイビーで、遺伝子レベルで聖剣に合わせて造られた、聖剣のための人間ってイメージがある。
必然的にブラダクも。

だから、聖剣に選ばれなかったってことは、つまり自身の存在意義の否定にまで繋がると思うんだよね
特に弟って、兄貴に対して潜在的な劣等感があると思うから、ひとしおだったんじゃないかな
それでうっかり闇堕ちしちゃう

「手に入れられぬならば、……いっそこの手で壊してしまおう」

でもね、どうして兄貴が選ばれたかなんて考えも及ばないの。
そこはたぶん、それぞれの世界観や価値観が関係してるんだと思う。

弟は、聖剣に選ばれることが全てだった。
そのために生み出された自身を肯定するために聖剣を欲してた。
選ばれたあとなんて、考えてなかったんだろうね。

兄貴は、聖剣ではなく、自身が守るべき民や国を考えていたと思う。
聖剣を持つために生まれた自分は、つまり、弱きを守るために生み出されたと気付いた。
聖剣は兵器であるから、使用者によっては即物的に破壊することしかできない。
だから、例え聖剣に選ばれることがなくとも、自ら剣をとり民のために戦う覚悟でいた兄貴を、聖剣は選んだのではなかろうか。


兄貴対弟の最終決戦(笑)のとき、ブラダクはそのことにやっと気付いたのだと思う。
ああ、適わなくて当然だったんだ、と。

でも、ブラダクの覚悟も本物だったと思う
きっと、ロイパラは居心地が良かった
例え聖剣に見捨てられても、それ相応の生活は約束されてたはず

けれど、彼はそれを捨てた。
今まで守ってくれていた全てのものに刃を向けて、彼は運命と戦うことを選んだ。
それは、生半可な覚悟じゃできないことだろう

だから、自分が勝ったら全てを奪う代わりに、もし自分が負けたら、全てをブラブレに与えようと決心した。
力も、覚悟も、想いも、何もかも全てを。



最終的に勝ったのはブラブレで。
ブラダクから託された剣と覚悟で、マジェへと進化した。
それで、世界を救う力を手に入れた。

でもね、ブラブレにとって、それは喜ばしいことではなかったと思う
だって、ブラダクが犠牲となったから

「お前がいてくれたのなら、こんな力、いらなかったのに……」

例え闇堕ちしても、ブラブレはブラダクのことを救いたいと思っていたと思う
ブラダクも守るべき民である、という以上に、ブラブレにとって、ブラダクは大切な弟であったから。

弟の犠牲という傷を背負いながら、マジェは世界を救うのだろう。


以上、気持ち悪い俺得妄想コーナーでした




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