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*ローエンさんが女体化しています。 ローエングリンという人は、とても頼りがいのあるいわゆる姉御肌で、僕自身も一人の騎手として慕っていた。彼女は誰にでも分け隔てなく接しており、そのおおらかな(言い換えれば豪快な)性分で騎士の間でも広く好かれていた。 ある修練を切り上げて夕食に向かう道すがらのことである。 この日も僕は、剣の稽古に付き合ってくれるという彼女の好意に甘んじ、こっぴどくうちすえられた後だった。 「姐さん、今日も手加減なしだったですね」 「お前も騎士の一人だからな。手加減なぞせんさ。それともしてほしかったのか」 「そんなことありません。いつも手合わせしてくださりありがとうございます」 そんなとりとめもないことを話しつつ、宿舎の灯りを眺めていた。夏も終わりかけだった。セミが自身の生命をなげうつが如く叫んでいた。もう日が沈み、辺りは薄暗かった。普段と変わらない時間のはずなのに、いつの間にか夜が早くなっている。これからどんどん昼が短くなるのだろう。そんな中で彼女と並んで歩いていた。 もうすぐ宿舎に着いてしまう。 男子寮と女子寮はもちろん別棟だった。もうすぐ彼女と別れて、次の修練まで彼女と会えない。特に明日から遠征と聞いていたから、多分次にこんなに話せるのは一月先になるかも知れない。彼女はそんなに暇な訳ではない。知っているけれどなんだか残念で、このまま宿舎に着かなければいいなぁなんて、そんなことを考えた。 __________ ごくごくニッチな層に人気がある(らしい)若ローを書いてみようとした結果、ローエンさんが女体化しました。
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