言葉の代わりに、君はただ首を振った。


彼に触れられる日を、どれだけ待っていた事か。

「手、繋いでも良いですか?」

息を吐けば一緒に逃げて行ってしまいそうな、ふわふわとした幸せ。

やっとの思いで手にした不安定なそれを絶対に逃がしたくなくて、僕は返事をする代わりに小さく頷いた。



言葉の代わりに、君はただ首を振った。




……8<………補足。…



赤司は黒子に関する事には不器用で臆病だといいな、と思います。






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