言葉の代わりに、君はただ首を振った。
彼に触れられる日を、どれだけ待っていた事か。
「手、繋いでも良いですか?」
息を吐けば一緒に逃げて行ってしまいそうな、ふわふわとした幸せ。
やっとの思いで手にした不安定なそれを絶対に逃がしたくなくて、僕は返事をする代わりに小さく頷いた。
言葉の代わりに、君はただ首を振った。
……8<………補足。…
赤司は黒子に関する事には不器用で臆病だといいな、と思います。
←
|
→
[
しおりを挟む
]
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -