その青空を落ち着いて見上げる余裕など
僕にはなくて
ただ 忌々しい眩しさに
自然と目線は地面を泳いでいて
ふと思い立って 目線を上げてみれば
一面に広がる青は どこまでも深く
ふわふわと浮いているような
ずるずると沈んでいくような
直視などできない
目を反らさずにはいられない
僕には、逃げる事しかできなかった。
(青空の端に浮かぶ一欠片の雲になど
気付ける訳がなかったんだ。)
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