その答えに触れて2 | ナノ


▼ ハルハルインタビュー+10

「大変お久しぶりです…さあ!ハルのハルハルインタビューですよ!覚えてますか?」
「またお前は…」
「久々に集まりたいだなんて言うからなにかと思ったら。」
「この通りツナさん達は幼心もさっぱり無くしてしまいましたが!こうして集まったんですからお話ししましょーよ!」
「くだらねぇ。俺は仕事に戻る」
「あ!ちょっと!えりかちゃんから許可も貰ってるんです!早々に退場されると困ります!」
「はあ?いつ。あいつと会ったのか?」
「京子ちゃんとえりかちゃんも一緒でお茶したんです!その時に懐かしい昔話に花が咲いちゃって」
「あんの野郎、部屋で大人しくしてろってあれほど言って…」
「ああっ!獄寺さん!!ストップ!ストップです!!」
「獄寺君。えりかは今日ジャンニーニにお願いしてるから。」
「…10代目が仰るなら…」
「獄寺さんてば過保護に磨きがかかってます!」


「やっぱり気になるのはご結婚された獄寺夫妻ですよね!改めておめでとうございます!」
「なんでかハルが一番泣いてた気がする…」
「当たり前じゃないですか!とってもとっても嬉しいのに独身仲間が減ったこの気持ち…ツナさんに分かりますか!?」
「急にキレんな」
「そうよそうよ。綱吉君に分かってたまるかよ」
「本当にもえって奴は神出鬼没だよ」
「もえちゃん!おかえりなさい!」
「ただいま。なんの集まり?」
「お疲れ様。ほら、あれ。なんだっけ?パルパルインタビュー?」
「冗談言うならもう少し上手くやってくれないかな。」
「今獄寺夫妻についてインタビューしてるんです!」
「あらま。なにそれ混ざりたい。いいよなーあの奥手ヤロー。さっさと扶養に入りやがって。」
「羨ましがるところそこかよ」
「高校くらいの時によく言うじゃん。最初に結婚するのは誰だ的な。ウチ絶対ハルちゃんだと思ってた。」
「ハルは今やりたいことが沢山あって突進中だからね」
「人を猪みたいに。」
「ハルは猪じゃないです!それで!獄寺さん!実際ご結婚されてどうですか?恋人から夫婦に…雰囲気変わったりするんでしょうか?」
「別になにも変わりゃしねーよ。」
「出たよ。面白くない回答出たよ。」
「でも獄寺君、前より更に頼り甲斐が増したよね。子どもが出来たら一番に抱っこさせてね」
「勿体ないお言葉です10代目。これからも精進致します。子どもはまだ考えてませんが…その時は是非」
「ナチュラルに約束してんじゃないよ綱吉君」
「赤ちゃんに癒されたい」
「え」
「なにその顔。別に普通の赤ちゃんにトラウマなんてないから。」


「もえちゃんは雲雀さんとどうなんですか!」
「そういえばどうなってるの?」
「その質問は草壁さん通してくださーーい」
「草壁さんはいつから事務所になったんだよ。だっていつも一緒じゃん」
「考えてもみてよ。あの雲雀よ?変わったと思う?思うの?本当に?よく見て。そのだるそうな目を見開いて!!」
「瞼上げるな。目乾く」
「はひー!ツナさん顔怖いです!目玉が飛び出してきそうです!」
「お前10代目の御顔にまた…!!」
「獄寺は?変わったと思うの?ウチらのあの上下関係が変わったと本気で思うのか?あーい?」
「思わねえな」
「ちょっと待って、本当に目乾く」
「ドライアイだな!」


「結果昔となにも変わってないじゃん。」
「獄寺君はいいとして人選ミスしてるんじゃないの」
「お馴染みのメンツ過ぎて笑えるね」
「昔を思い出すね」
「…ね」
「守らないとね。過去も未来もひっくるめて」
「勿論!!」
「はい!」
「え?え?皆さんどうしたんですか?」
「ハルちゃん!昔を思い出させてくれてありがとう!!俄然やる気が湧いた!今ならトンファーが落ちてきても怖くな、」
「へえ。じゃあ試してみようか」
「ウバーッ!!!!!」
「もえちゃんー!!!フラグ回収が早過ぎますー!!」
「少し目を離すとすぐ群れる。沢田綱吉。例の件。後で草壁を向かわせるよ」
「あは。ありがとうございます雲雀さん」
「なにヘラヘラしてるの気色悪いよ。ついでにこれは持って帰るから」
「はい、もう少し優しく扱ってやって下さい」
「誰に言ってるの。」


「なんだ。ちゃんと二人の関係だって変わってるじゃない。はい、これで…なんだっけ。パオパオインタビューは終わりだよ。」
「ツナさん、雑です」

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