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船に戻り甲板にある大きな椅子に座った白ひげに挨拶をしたら全部使ってねーじゃねーかと、こずかれた。

そんなこと言われたって、こんな沢山のお金の消費の仕方なんか知らない。


「おーおー、随分たくさん買って来たな。てか、一瞬First nameか分からなかったぜ」


ですよね船医さん。あなただけですよこの荷物を見てまともな反応を返してくれるのは。


「バッサリ切りました。あの、荷物どちらに置いたら」

「そーだった、そーだった。隣が、First nameの部屋になったからそっち運んどけよ」


おぉ、部屋まで頂けるのか。まぁ、いつまでも医務室にいるわけにもいかないしな。


「おぉ、良い部屋」


ベッドしかないけど……。

こじんまりしたその部屋は扉を開ければ真ん前に窓、右側にベッドと、なんともシンプルイズザベストな部屋だった。


「よっこらしょっと」

「あ、マルコ隊長サッチ隊長ご苦労様です。ありがとうございました」

「なんもないねー。First nameちゃん明日は余ったお金で家具買いに行こうね」

「あー、申し訳ないっす」


お言葉に甘えさせて頂きます。さすがに家具は一人で運べません。


「シャワー浴びて着替えろよい。夕飯は酒場に行く」

「はーい」


酒場かぁー、煙草くさそー。

ワンピースの世界の酒場を頭に浮かべながら、シャワーを浴びた。


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