08
クロコダイルはその様子を黙して見ていた。
「特別面会だぞ、エース!誰が来たと思う?ジンベエ、貴様すら面識ねぇ、かやわかる訳ないんだが、名は知れ渡るも姿は見せず、戦闘部族『九蛇』の皇帝、王下七武海がその一角!強く気高き世界一の美女!『海賊女帝』ボア・ハンコックその人だ!」
「……」
何故。
エース、ジンベエ、そしてクロコダイルはその思いもしない人物の登場に思惑を詮索し馳せた。
既に幕は切って落とされた。
止めるべくもなく、多々の思惑は巡り、終焉に向かうのだ。[ 315/350 ][*prev] [next#]
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