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04

それからの行動は早かった。散らばっていた隊長たちが続々と帰還してきては、表情硬く船長室へと消えていく。


「あとは、ハルタ隊長のところだけだな」

「そうだね」


レッドの言葉に相槌を打つ。私と赤緑黄は甲板の上から手摺に凭れ掛かり下をただ眺めていた。


「あー、腹減った」

「馬鹿、そんな場合じゃねぇだろ。イエロー」

「だってよー」


何だか不貞腐れたように下を見ていたイエロー長い溜息とともに漏れた言葉にレッドが呆れたように咎める。


「First name、アイはどうしたよ」

「さぁ?の金魚のフンでもしてるんじゃない?」


レッドの問いかけに私は視線を前に向けたまま答える。


「はぁ?隊長たちの会議に参加でもしてるって言うのか?」


その通り。まさに王道少女だ。


「あ、ハルタ隊長だ」


それまで黙っていたグリーンが言った。私たちは再び下を見下ろす。やはり硬い顔だった。

これで隊長たちは集まった。

さぁ、血に踊る救出劇の始まりだ。


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