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そういえばティーチは知っていたんだ。迷い子がどういう存在なのか。だから、だからあんなことを……。
「お前が迷い子だということは誰が知っている?」
「んー、白ひげと隊長とか一部の人間かな。あと、たぶんシャンクスらへんも知ってると思います」
「……そうか」
やけに神妙な顔付きの彼に首を傾げる。どうしたというのだろう。
「下手に口にするなよ」
「え」
「……狙われるぜ」
あぁ、なるほど。過去は良いとして、未来を知っているとなると話しは別だ。利用価値が出てくる。
「分かりました」
「なら良い。続きをベッドでするぞ」
「えっ、ちょっ、待っ!」
一つも伝えられぬままベッドに押し倒されてしまった。さすがクロコダイル、やるな。
まぁ、抵抗なんてできぬまま今日も抱かれるのだった。[ 220/350 ][*prev] [next#]
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