黒バス | ナノ




小ネタ2つ


*征十郎君とテツヤお兄ちゃん

「気持ち悪い……」
「弱いのに何でこんなに飲むんですか……全く理解に苦しみます」
「飲めないと思われたら悔しいじゃないか」
「実際飲めないでしょう」
「飲めるよ、すぐ気持ち悪くなるだけで。ぅえ」
「ああ、もうちょっと我慢して下さい!」
「僕、顔に出ないし態度にも出ないし、弱いの誰にもばれてないからいいの」
「ボクと涼太は知ってますよ」
「お前たちは別だろ……ぅっ、」
「ああ、ほらもう!トイレ着きましたよ」
「吐くのやだ」
「吐いたら楽になりますから」
「苦しいからやだ」
「わがまま言わないで下さい。ほら、指入れますよ」
「やだ、テツヤ、っう」

(しばらくお待ちください)

「うう……テツヤひどい」
「はいはい」
「テツヤ……、」
「……」
「……」
「……」
「なんでキス嫌がるの」
「……せめてうがいしてからにしてください」
「……わかった」

(酔った君が甘えてくれるのが嬉しくて飲むのを止めないんだから、ボクは本当に恋人甲斐のない男だ)





*青峰くんとテツヤお兄ちゃんとワンコ

「お邪魔しまーす」キョロキョロ
「……青峰っち、兄ちゃんはまだ帰ってきてないっスよ」
「は? いや、別に探してねぇけど、そうなのか」
「探してないなら何をきょろきょろしてたんスか……。まぁいいや、DVD、部屋にあるから先入ってってくださいっス」
「おー」

「すげーな」
「やっぱりこの選手かっこいいっスよねー」
「オレなら来年にはこのくらいになってるな」
「それがはったりに聞えないのが青峰っちの凄いとこっスよね」
「……」
「……あっ!」ガタッ
「あ? どうしたんだよ、急に……、っておい!」

「ただい「おかえり兄ちゃん!!」、ただいま涼太」
「急に部屋出てったかと思ったらテツか……」
「いらっしゃい、青峰君」
「お、おう! 邪魔してるぜ」
「また大きくなりましたか?」
「テツが縮んだんじゃねぇの?」
「ははっ、頭もげろ」
「こぇーよ……。てか何でこいつ、テツが帰って来る前にお前が来るって分かってんだよ」
「兄ちゃんの匂いが! したから!」
「こぇーよ……」


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