悠久の丘で
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お茶会の勧め

 アンタは大好き。
 だからお茶会しよう、綺麗で素敵な招待状送るから。どうせ毎日のようにやってるんだから。



 お茶会の勧め



「おっはよー」
「…お、おはよう、ございます」
 なぜか自分は地面に伏せていて、その隣で兎が膝を抱えていた。
 ぴょこん、とたった長い黒色の耳。髪の色は銀、その色に映えるような蒼が大きな瞳。
 兎だと思ったのは長い長い耳がついているからだ。人間なら本来あるべきところは髪に隠れてわからないが、兎の耳はぴくぴくと動いている。きっと…本物なのだろう。

 まァ、これで夢オチでしたとか言ったら幸せなんだが。

 ぴくぴくと動く耳が、強い風が吹いて前に流された。
「…此処はどこ…?」
「此処は不思議の国。 Adventures in Wonderland」
 不思議な顔をしたからか、兎はもう一度言った。にっこりと笑うサービスまでつけて。
「ここの呼び方が、他にないんだ。だから恐らくここの誰に聞いてもこれ以上に的確なこの国の名前を教えてくれる人は、いないよ」
 いない、と言い切られてしまえば諦めるしかない。俺は溜息をついた。
「あッ、こらこら。溜息なんかついちゃだめ!」
 いくらか強い口調で言われた。
「…はァ?」
「此処で溜息をつくってのがどういうことか解らないだろうけどね、溜息はついちゃだめ」
 兎はそういうと俺の近くで何かを掬うような動作をした。そして何が入っているのか良くわからない手のひらの中身にふぅっとと息を吹きかけた。
「この国にはね、妖精がいる。彼らの1番嫌いなものが溜息だから」
 兎は掬い上げた手のひらをそのままそっと開くと、中に何か変なものが居た。


「妖精が好きなものは幸福。薄い翅に…」
 …確かに薄い翅。

「魔を嫌うややつり気味の目」
 やや、というよりは完璧につり目だ。ガンつけられてる様な気がしてならない。

「可愛いだろう?」
 いや、全然可愛くないです。


 兎の手のひらの中には可愛くもなんともない小さな人間が1匹。薄い青の翅を動かすことをやめ、今は兎を見上げている。兎は掌に向かって苦笑している。
「大丈夫だったかな、バレット」
「…ったく、酷ェ事する奴も居るもんだな、死んじまうところだったろうが!」
 声も、可愛くなんかない。
 俺はこれのどこに可愛さを見出せばよいのだろうか?
 掌サイズの小さな可愛くもない親父に怒鳴られる。
「ごめん、バレット。この子にはちゃんと言っておくから、ね?」
「…クリスが言うなら良いけどよォ」
「ありがとッ!」
 バレットと呼ばれた可愛くない妖精は未だに此方をガンつけたままで言った。
「てめェ、新入り。3月兎が一緒で助かったな」
「3月兎…?」
「あ、俺の愛称だよ」

 …あぁ、だから兎、か。

 ようやく耳の納得行く理由が分かった。
「それよりバレット」
 早くも現実逃避したくてしたくてどうしようもなくなる。

 あぁ、いるなら神サマ。俺を早くどこか別の所へ連れて行って。

「女王様の所に行ってきてくれないかな、新人君は女王の所へ連れて行かなきゃ」
「え…、いやだぜ俺ァ。馬が合わない」
「ね…、そこを何とか。だって俺はこの子を連れて行かなきゃならないもの」
 変わりに連れて行ってくれる人もいないでしょ、と兎が言うとバレットと呼ばれた妖精――俺は認めない――が渋い顔をした。
「…ったく、クリスはずるいな」
「じゃァ…ッ」
 渋い顔のまま頷いている。だがそれはかなりぎこちなくて、相当嫌らしかった。
「ありがとう! 恩に着るよバレット。じゃァセフィロスに…女王に言伝お願い」

 女王?

「ったく、仕方ねェな」
 妖精らしいものが翅を広げて掌から浮く。
「クリス、じゃァまた」
 親父はそう言って見えなくなってしまった。


  *


「…なァ」
 いけ好かない親父ではあった。
「何?」
「お前、俺を誰かに会わせるとか…?」
 信じられないほどあっさりと、そして速攻で決まってしまったその約束を確認したくはないが確認する。

「ん? あァ…女王様に」

 すると兎はあっさりと頷いた。
「この国ではね、新人君はすぐに女王の所へお目通り願うことになってる」
 平たくくっつけていた掌をパンパンと叩いて髪をかき上げた。
「何故かってのは…聞きたい?」
「…一応」
「女王にお目通り願ってない奴は、この世界でどんな事になっても責任を取らないから。だから俺みたいな新人係がいるんだよ」
「…じゃぁ3月兎ってのは…」
「そのお役目貰ってる奴の代名詞みたいな奴…かな」
 もっとも3月兎は俺だけだけどね、と多少皮肉に言われた。
「何かね、困った事があったら俺の名前を出せば良い。この国で俺の名前を知らない奴はいないからね、…君の後の新人以外は」

 そういわれると何か困った事が起こりそうだった。

「俺の名前は3月兎、クリス」
 にっこりと笑ってクリスと名乗った兎は切り株の上に立った。
「君の名前は?」
「…クラウド」
 問われると不思議な事に逆らえなくて名前を仏頂面ながら答える。 
「クラウド…、良い名前だねェ」
 兎がニッコリと笑って。

「ならクラウド、これよりこの国を巡る旅が貴方にとって幸福でありますように」
「…え、ちょっと」

 兎は胸の前で手を置き優雅に腰を折って礼をした。



「いってらっしゃい」

 礼をする3月兎の目の前からクラウドが消えた。3月兎は満足そうに笑った。

「…おっと、こんな事してる場合じゃない」
 お茶会に間に合わなくなってしまうね、と懐中時計を取り出して時間の確認をすると慌てたように踵を返した。


  *


「…クリス、おそいぞっと」
「まァまァ、待てってレノ。ソレくらい待ってやれねェでどうするんだ?」
 レノ、と呼ばれた男の髪は綺麗な紅。シンプルだが膝裏ぐらいまである裾の長い黒のコートが良く似合っている。長い紅い髪を背の中ほどまで垂らし、ソレを根元で可愛らしいリボンで結んでいる。
 格好良くもあり似合ってもいたが森の中に突如として置かれたコーヒーテーブルに突っ伏す姿はあまり美しくはなかった。
「だって俺、アンタと顔合わせててもつまんないしー」
 拗ねたようなその様子に苦笑していた男は短い黒髪。精悍そうな顔つきではあるが人懐っこそうな瞳がその人物を決して強面には見せない。やはり着こなしているシンプルなレノと同じくらいの丈の白のコートに身を包み、椅子に座って脚を組み腕を組んでいた。

「俺だって早くクリスに来て欲しいさ、可愛いし」
「いくらザックスでもクリスはやれねェぞ、と」
「安心しろ、俺のだから」

 つまらない事で視線を火花でも散りそうなほどあわせ、そしてふいっと離す。
 そんな中、近くの茂みの中から顔を覗かせたのは噂のその人だった。

「ザックス、レノ、遅くなってゴメン!」
「クリス!」
「大丈夫、クリスのためならいつまででも待つから」
 ぱっと、明らか過ぎるほど相好を崩したレノとは反対に、ザックスは余裕の表情で迎え入れた。最後に残っていた椅子を引いてやる。
 レノは姿を見つけた瞬間に飛びつき、主人が現れたとばかりに喉を鳴らす。
 クリスは、後ろから押しつぶす勢いで抱き着いてきて離れる気配のないレノの頭を撫でてやってからザックスが引いた椅子に掛けた。
「でも、本当にごめん…。お家出ようとしたらね、お仕事が入っちゃったの」
「仕事?」
「3月兎の、仕事。また新人さんが来て、見つけちゃったから…」
 その説明に2人は頷いた。

 なるほど、それなら遅れても仕方あるまい。

「そっか、じゃァお疲れ様。クリスは紅茶でよかったよな?」
「うん、お願いします」
 ガラス製の中身が丸見えのどこかふっくらと丸みを帯びたティーポットを取ったザックスに、クリスは嬉しそうな顔で頷いた。
「俺も紅茶」
「はいはい、分かったよ」
 レノは渋々といった風情で仕方なしに自分の椅子へと腰をおろし、長い脚を組むとクリスのほうへと身を乗り出してクリスの頬に唇を落とした。
「…ン…ッ、レノ」
「クリス、好きだぞ、と。俺、クリスは大好き」
「…おーい、俺を放っておかないで欲しいなァ」
 ティーポットを取るザックスが呆れたように言った。
「だいたい早過ぎるって、まだお茶会してねェ」
 だが、そう言うザックスの手も伸びる。
「…ザックス?」
「俺もね、クリスは好きだよ。多分この国で唯一」
 ティーポットはテーブルにおいて、その頬を撫でる。
 大好きだよ、と兎の耳を犯すようにゆっくりと低い声で何度も。
 するとレノが拗ねたような声を出した。
「…アンタずるいぞ、と! クリス、俺、この国で1番クリスが好きだ」

 毎度の事だが、こう言われるとなんて返していいのかわからない。
 だから曖昧に微笑んでいると必ず手が伸びる。

 兎の温かいファーが付いた長めのコートをレノの手が入り込んで脱がす。ザックスはその内にリボンタイを緩め、シャツのボタンを1つずつはずしていく。
 緩められたもののタイはまだ首にかかっていて、だがいつ落ちるかわかったものではない。
 兎は体に触れる2つの体温に目を瞑るだけ。

 身体に触れる計4つの手から伝わる2つの体温。

 その心地よさに目を瞑ると、どちらかが瞼にキスをした。
 どちらかの大きな手がシャツに入り込んで突起を弄る。
「…ッ」
「クリス、声出しても良いんだぞ?」
「確かに耐えてるのも可愛いけどさ」
 耳元を2人分の低い声が擦る。
 指の腹で苛めるように、ただ突起しか弄らない。指紋の僅かな擦れ具合にも突起は弱くてぷくりと勃ちあがり、だが前を開けっ放しにされたシャツの隙間から、どちらかの手が触れていないところから外気に触れてほんのりと冷たくなっていく。
 ふぅ、と細く息が吹きかけられた。
 指がつまんで息を吹きかけられ指の腹で押しつぶされ、片方の突起は完全に勃っていた。全く触れられていないほうの突起まで期待に膨らみ始めて熱が集中し始めるのだから、性質が悪い。
「…ん、クリスのココ、可愛いぞ、と」
 レノの声がして、突起が濡れた。柔らかいモノ――恐らくは唇――で食まれ、野外だと言うのに高く喘ぎそうになって唇を必死に噛んだ。
 素肌に触れる髪はサラサラ。2人とも見かけにはよらずサラサラしているからそれだけでは分からなくとも食む頭を抱きこんでしまえば分かる。
 これは、レノだ。
「…レ、ノぉッ」
 ぎゅっと、嬌声が上がらないように眉に力を入れて、名を呼ぶ。レノの髪は長く、項の辺りで1つにくくられているから頭さえ抱きこんでしまえばどちらかを言い当てる事など簡単だった。
 そしてザックスの髪は短くて、結んでいないから手を入れ込むとスルッと抜けてしまう。
「クリス、俺も呼んで」
「…ザッ、クス?」
 声を聞き分ける事は簡単だ。
 ザックスの方が何処となくトーンが高く、レノは性格に相反して落ち着いた雰囲気の声。ザックスの声はまだ若い。確かに歳はソレであっているはずだが。
 見た目は、ザックスは恐らくはそのままで、レノが幼く見えるのだと、思う。

「…っひ、ァ」

 腹を下半身に向かって指が撫でた。指の先を触れるかどうかに浮かしたその触れ方に背筋が粟立った。
 臍の辺りで指を一旦止め、今度は手が内股に触れる。マッサージでもするかのようなその触れ方がどうしようもなくエロくて、肌を指で押すタイミングも実に絶妙で、下の突起も疼き始める。
「クリス、気持ちいーんだ?」
 声で、そんな事を思っている暇なんてないのにやけに感心してザックスか、なんて思ってしまった。レノのモノだと思われる長く少し筋張った指はまだ突起を捏ね、もう片方の手で唇に触れる。
「クリス、すっごい腰浮いてる」
 くすくすと意地悪く笑われて頬に上がるべき血が下半身に集まる。大量に血液が送られればそこはどうしようもなく勃ち上がってしまうし、兎が帽子屋と悪戯猫に体力で勝てるわけもない。
 だから、兎は大した抵抗もなくただ湧き上がる快楽に口だけを閉めて2人に為すがままにされる。
「クリスはどこもかしこも感度が良いからな、前、どんな感じだ?」
「んー? いい眺め、かな」
 もうそろそろ我慢できなくなってくるんじゃないか、とザックスが言った。確かにその通りで、前を張った兎は段々と身体を廻り始めた熱に意識が飛びつつある。
 下のほうで金属の触れ合う音がした。触れ合った金属は結局は離れ、ズボンのジッパーが下げられる。
「あ、すっごく元気そう」
「クリス、ヤラシイ…。何考えてこんなんになっちゃったんだかなっと」
 レノの声が鼓膜を打って、やけに視線を感じる。見えていないのだから本当かどうかはわからないけど、それでも、なんとなく。ザックスの吐息が勃ち上がったモノにかかってピクンと動いた。
「ははっ、触って欲しい?」
 意地悪な声が耳を打つ。

 勿論、触れて欲しいに決まってる。意識が飛びそうなくらい気持ち良いのだから。

 小さく薄目を開けて頷くと、椅子に座らされたまま脚を左右に開かされその間にザックスがいるのがわかった。
 後ろにはレノ。紅い、綺麗な長い髪が視界の端に入っているし、何より兎の小さな突起を摘む手はザックスのものとは別に、後ろから伸ばされている。
 くいっと下から突起だけ上を向かせるような触れ方に、呼吸が荒くなった。
「クリス、段々我慢できなくなってくるだろ」
 ザックスは触れない。
 レノは後ろから触れるがそれだけでイけるような触れ方はしてくれない。

 レノの触れ方は煽るだけ煽って啼かせる事を目的にしたような、そんな触れ方。

「…やだぁ…ッ」
 これではイける訳もなく、かといって自然消化してくれる訳でもない。
 快楽に弱くなるようにこの2人に育てられた身にこの仕打ちは泣きたくなるほど辛い。眦から涙が一筋溢れた。
「触って…」
 そうしないと身体が壊れてしまう。気が狂いそうになるほど気持ち良いのだから、きっとこのまま壊れてしまう。
 声が上ずり正気なら憤死出来てしまうような言葉を唇が象ると、少なくとも1人の顔がにい、と笑ったのは分かった。
 非常に嬉しそうに見上げているその視線に耐えられなくて視線を外すと、レノの笑った顔が視界に入った。

 この2人の顔が意地悪く見えるのは愛情が足りないせいだろうか?

「ん、じゃァ触ってあげる」
「クリスにせがまれちゃァしかたないよな、と」
 唇を吊り上げるような笑み。

 嫌なら抵抗すれば良い。
 きっとこの2人は抵抗すれば嫌がることなんてシないだろう。


 だけれども、抵抗しないのは―――…


「クリス、気持ちよくしてあげるからな」

 とても優しく撫でてくれる手と。

「キツかったら言って良いからな?」

 優しい声。


 もう、この2人がいないと日常に耐えられない事を、誰よりも強く痛感しているのは誰でもない、自分だ。


  *


 コートは羽織っているけれども下肢を覆う布はない。その露わになったペニスに指を絡ませ舌を伸ばしながら後ろの蕾に指をそっと挿れ込む。
 潤滑油は、ない。その代わりに兎の唾液。
  指を丁寧に舐めさせ、無茶な事さえしなければ案外すんなり入ってしまうようになるまで開発を続けた秘所に、指の先を2、3度擦り付けプツ…と少し肉が捲れたソコに推し進めていく。
「…っく」
 挿入のときは何度やってもなれないようで、少し苦痛めいた声がクリスの口から漏れるが、ソレはもしかしたらレノのせいかもしれない。
 奉仕してもらっているアイツの顔はすでにイイ所までキテいる。
 苦笑したザックスはとりあえず押し込んだ指を締め付けるナカを慎重に擦り始めた。内壁に自分の指の形を思い出させるようにゆっくりと、少し回転を加えて抜き差しする。
 次第に肉はその太さを思い出し、段々と広がってくる…が、ちょっと慣らしただけで男を受け入れられるほど、ココは楽な場所ではない。
 奥のほうにあるふっくらとした前立腺の表面を爪で引っかいた。
「…ッ! んぁッ…」
 レノを咥えているために、多少くぐもる嬌声。
 ナカを引っかいた際にレノを喉の奥で締め付けたのかレノは苦しそうに眉をひそめていた。
「大丈夫か、レノ」
「…ッ、大丈夫だぞ、と」
「あ、そ」
 前立腺の上で指を細かく前後に動かしながら、そっともう1本指を追加した。指1本増えただけで苦しそうにヒクヒクと収縮を始めるクリスに笑みが零れた。

 好い、反応。

 指が2本入っているから、ナカを伺うように指を左右に開いてみると真っ赤な肉がぱっくりと口を広げた。ナカは細い指にでさえ絡みつき、抜き出そうとすると引き止めるように喰らい付いて離さない。
 そろそろ大丈夫だろうか。クリスの先走りで良い感じに濡れてきているし、案外いけそうだ。多少の痛みもないくらいにほぐす事なんて出来ないから頃合を見て指を引き抜く。
「…ッぁ」
 物足りなさそうに啼いている事だし、大丈夫だろう。
 引き抜いた指を舐め、レノに声をかけた。
「レノ、準備完了」
 顔を上げるとレノの意外そうな顔。
「…なんだよ」
「いや…、意外すぎるぞ、と」
「何が?」
 立ち上がって曲がっていた背をポキポキ鳴らしながら伸ばした。腕を上げて筋を伸ばすと気持ちが良い。
「俺が先で良いのか?」
「うん、それじゃァ俺が終わるまで我慢できないでしょ」
 すっかりそそり立っているソレを見て、苦笑する。
 それに…、と続けた。
「終わるまで我慢できなくて自分でヤッてるとこも見たくねェし」
 なにやら文句外言いたそうなレノをそっくり無視して自分は椅子に座り紅茶を入れて、バターをたっぷり練りこんで作った黄金色のクッキーをつまんだ。

 あぁ、美味しい。

 自分で作ったくせに自画自賛。
 そして嬌声を上げるクリスの声をBGMにふと新人のことを思った。
「セフィ…、今日は機嫌良かったっけ」
 あんまり覚えていない。
 覚えていないが…多分、大丈夫だろう。後で顔でも見に行ってやるか。
 あ、セフィロスに頼まれてた紅茶も持っていかなきゃ。


  *


 ちょうど帽子屋がそんな事を考えていたとき。
 アリスは気の強そうな青色の瞳を睨ませて文句ばかりを言っていた。


「もう、こんな国嫌だァァァァアアア!!!!」

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