少し歩いたら今度は白い修道服の少女を見つけた。上条の家に住み着いている暴食シスター。一方通行が彼女について知っているのはこれくらいしかない。特に知り合いというわけでもないのでスルーしようとしたのに、人懐っこい声をかけてきた。
「ねぇ、白い人。とうまを見なかった?」
ピクリと無表情だった一方通行が反応する。さっき見つけたあのヒーローが、『とうま』に違いないことは分かっていた。どちらに歩いて行ったのかを教えてやればいいのかもしれない。しかし、もう少しだけ――。


「詳しく聞いてやる。どォした?」


事情を聞いてみた


(何でいつも探されてンだ…)


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