ここまで読んでくれてありがとう。
え？私ですか？
私は桜宮。現天皇さまの姪の姪にあたります。
なぜ私がここにいるかって？
本来なら私のお話もあったのだけれど、それはまた別のお話ということよ。
きっとまた本編で会えるはずだわ。




桜夜と千凪。
似ているようで似ていない二人が
出会う時が近づいています。
そして、あと二人。
和と美愛…彼女たちも物語を大きく変えることでしょう。
そしてそれに並んで鬼たちも動き始めているようですよ？
少しだけ、覗いてみましょうか…






ああ、あそこにいるのは龍之介くんね。
これからすぐに千凪たちが出会う少年。彼がいなかったら今の千凪たちはないとも言えるわね。





あれは…近藤さんたち。
いよいよ江戸を出る決心がついたのね。楽しみだわ。






あれは…風間さま。
彼の人生も大きく変わるのでしょうか…少し楽しみだったりします。










さて、そろそろ先へと進まねばなりません。
次の二人の扉を開いてください。
もうすぐ、物語の幕が上がります。

楓月録の。