スイーツ男子
ちゅ、と優しくキスをする。
「甘いにおいがする。」
俺がそう言うと君は可愛らしい顔を真っ赤に染めて自分の口元を小さな手で覆った。
「いちご味?」
ほんのりとキスをした時にしたいちご味が口の中にじわりと広がる。俺はもう一度その味を確かめようと君にキスをする。
ちゅ、
君はくすぐたっそうにくすり、と笑った。
「いちご味だ。」
2回目ははっきりとわかった。
甘酸っぱいいちごの味がさっきより強く俺の口の中を支配する。
「秘密」
笑いながらそう言う君の口元からは真っ赤な飴玉が覗いていた。
「可愛い。」
「うるさい。」
ちゅ、
3度目のキスはいちごベースの幸せな味。
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