▼ Boy → girl
「鈴芽の髪って緑だよね。」
「?ああ、そうだけど」
「植木に紛れててもわからないんじゃない?」
「ソラってたまに失礼なこと言うよな。」
ソラが自分の部屋に鈴芽を呼び、その第一声がそれだ。
鈴芽に適当に座ってもらい、ソラはお菓子や飲み物を用意するために鈴芽から離れた。
鈴芽はざっとソラの部屋を見渡す。
ベッドの上には無造作に刀と拳銃が置かれていて、可愛らしいぬいぐるみや雑貨さない。棚の上には銃弾、机の上には刀や拳銃を手入れする物。
どうみても女の子の部屋とは思えない。
「悪かったね」
ソラがお菓子をテーブルに並べていた。
「な、」
「顔にでてた。女の子らしい趣味がなくてさ」
バツが悪そうにソラは鈴芽の向かいに座った。鈴芽は謝ろうと口を開いたが、ソラがその口に自分のそれで抑えてから離れた。
「オレが女らしくなくても鈴芽はオレを好きでいてくれる。別に謝ることじゃない。まあ、でもさ」
ソラは自分の服のしたに手を入れて胸を抑えていたそれを取り、結っていた髪をほどいた。
「鈴芽の前では少しでも女の子でいようかな、なんて」
照れくさそうに頬を染めたソラが苦笑した。
━━━━………‥‥‥・・
あとはご想像にお任せします。←