▼ Let's continue later.
◎ 精神年齢が幼い人は読んではいけない…、気がします。
「ゔ……」
「大丈夫?」
ベッドに横たわるイヨのすぐそばでツバサが彼女を見守っていた。
イヨがこうしてベッドに横たわっている理由は、女の子ならば月に一回はくるあれだ。今日は動けないくらい痛いらしい。
ツバサは男である以上、彼女の苦痛はわからない。能力を使ってそれをとめさせることは出来るが、イヨの身体になにかあってからでは遅い。
というか、それ以前にツバサはイヨの苦痛に歪む表情をたのしそうに見ていた。
「イヨのこの顔も好きだな」
「悪趣味」
「褒め言葉として受け取っとく」
布団の中に手を入れてツバサはイヨのお腹辺りをさすった。
「ここら辺?」
「いや、もう少し下…、ああ、そこだ。」
実際はあまり楽になっていないだろうが、それでもイヨは「少し楽になった」と言う。ツバサはふ、と笑みを溢して胸の中で「嘘はついちゃ駄目なんだよ」と呟いた。
しばらくそんな時間が続いた。
「ねえイヨ。」
「………なんだ」
「これになってる時っていつもより感じやすくなってる、って知ってた?」
「は?」
「俺なりに考えたんだけど、痛みを和らげない?」
イヨのお腹下辺りをさすっていた右手がさらに下へ移動した。イヨは上半身を起こして彼の手を止めようとするが、上半身を起こす前に激痛が襲って起こすことができない。
イヨは何がなんでもやめさせたくて、能力『棘』を駆使しているが、それでも手はゆっくり移動している。
つー、と焦らすように太ももの付け根部分を指が通った。イヨの頭には警告音がなりっぱなしだ。赤いライトが点滅する。
「―――ぃ、ゃぁ…っ」
口を手で覆い、変な声を出さないように試みたがツバサの左手がイヨの手と手の間を潜って口内へ侵入した。
「声、もっと聞かせて」
色気がこもったツバサの声がイヨへ染み込んでいく。ツバサの片方の手がそこをなぞった。
もう、ダメだ……っ
イヨが理性を委ねかけたときに、携帯の着信を知らせる音が響いた。
その持ち主はツバサ。
ツバサは着信を無視したがイヨの手がツバサの手首を抜けた力で掴んだ。「電話に出ろ」と。ツバサは仕方なく電話に出、少し話をすると切った。
「仕事しろってさ」
「……じゃあ、仕事してこい」
少し呼吸を乱しながらイヨはツバサを見た。
ツバサは組織のボスである。仕事を怠ってはいけない。
「生殺しかよ」
ツバサは髪をかきあげながらため息をついた。
去り際にイヨの唇にキスをしてから「またね」とひとこと言ってから立ち去った。
━━━━………‥‥・・
結局、ここはどこなんでしょうか。←
少女漫画みたいな甘い話が書きたいです。夜のテンションでこうなりました。怖いですね、夜って。