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「は、初めて聞いた……」
「はい。初めて言ったので」
ロビーから入ったイヨを待ち構えていたのはシドレとアイとワールだった。シドレがイヨに飛び付こうとするのをアイとワールが抑えてるようなかたちだ。イヨはひきつった笑みを浮かべていたがシドレの数秒前の発言によってその笑みに変化を見せた。
「本……当に、?」
「本当です本当です!」
「私を油断させる目的じゃないだろうな?」
「もー、私を疑ってるんですか?私が話す情報に嘘はありません。嘘の情報を流すときは上司に言われたときだけです。」
「……ツバサが夏生まれ……」
ロビーに立ち尽くしたままのイヨの手をひいてシドレたちは一階の廊下を進んだ。
シドレはイヨにセクハラをしなければ変な発言もしなかった。唯一言ったとすればイヨに「アイとワールって私に隠れていちゃいちゃしてると思うんですが、イヨさんはどう思いますか?」だった。言った直後にアイに口を塞がれワールに頭を叩かれていたが。
イヨがシドレたちに連れて来られた場所は応接間。大きな窓いっぱいから部屋に降り注ぐ光が満ちていて、棚に並ぶ何かの賞状は色褪せることなく綺麗に保存されていた。
大きな茶色の、柔らかいソファは二つあってそのソファとソファの間にはテーブルが設置されている。応接間の絨毯も柔らかい。どれもこれもが高価なもので揃っていた。それは素人でも一発でわかってしまうほどの雰囲気を放っている。
「な……」
イヨもそこに圧倒されていた。――正確には、そこにいた人物、に。
「よっ!」
日暗だ。正真正銘イヨの兄。その日暗が座るソファの正面にはツバサが当然のように座っていて、二人はテーブルに並べられたお酒を飲みながら談笑していた。イヨは頭を抱えたくなった。
「お疲れ様、シドレ、アイ、ワール。いらっしゃいイヨ」
「そ、それよりツバサ、どうしてコイツがいるんだっ!?」
ツバサが部下であるシドレたちとイヨへ笑顔で挨拶すると日暗を横目で見た。
「そりゃそれなりに仲良しだから」
ツバサが言い終わるか、それよりも早く日暗は立ち上がっていてシドレに近寄ったがシドレは叫んで目に涙を浮かべながらアイに抱きついてワールに守ってもらう。シドレの男嫌いを知っているのか日暗は少しシドレに近づいたりして遊んだがすぐにイヨへターゲットを変更した。
イヨはその身軽さで日暗を避けていて、ツバサはそれらを笑顔で傍観しているだけだった。
「まあまあ、今日は談笑会ってことで腰を落ち着かせて。皆で酒を飲みながらゆっくりしようよ」
「あっ、はい!私たちも飲みましょうお酒!」
「賛成ー」
「そうだな」
ツバサに賛成して未成年のシドレたちもそれぞれコップへ手を伸ばす。
「未成年が酒を飲んでもいいのか!?」
イヨがシドレたち三人を指さしながらツバサに言うがツバサは「彼女たちの出身国ではもう許されてる年頃だからいいんだよ」とイヨにもコップを差し出した。
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超微妙なところで緋里さまにパス(ぇ
ちなみにツバサはお酒に酔いません、一切酔いません。
シドレは顔を紅潮させますが酔わなかったり。泣きやすくなってしまいます
ワールは弱い。すぐ酔ってシドレ襲います。だがシドレは泣きながらアイに助けてもらいます。一定量を飲めばワールは睡眠します
アイは酔わない程度に飲むので
ここに登場しませんがソラはお酒に強い、めちゃ強い。男らしくなる(どゆこっちゃ
シャトナは色気むんむんのお姉さんに、レオはぽわわんとしてしまう